私はルミナさんと一緒に職員室に向かった
1人よりも2人でいる方が安心できる

「「失礼します」」

私とルミナさんは一緒に職員室に入ると多くの先生が大丈夫なのか聞いてきた
どうやらもう情報が洩れているようだ。これはこれで危険なことではあるが仕方がない
私とルミナさんは自分たちに与えられているデスクのところに向かう
ちなみに万が一に備えて小型リボルバーを1丁持っている
使いたくはないが、危機感を持って対応することが重要だ
私の影響によってほかの人を巻き込むわけにはいかない
必要なら陰でこっそりと『敵対勢力の攻勢の始末』をしなければならない
それだけの覚悟は私にはできている

「カオリ。大丈夫なの?」

ルミナさんは本当に心配してくれている
私は今のところは大丈夫ですと答えた
確かに今のところだ。いつ状況が変わるかは全く想像もつかない
だからいつでも対応できるように備えをしておくことは必要なのだ
たとえ法律違反であってもだ

「水川カオリさん。少し良いかしら?」

水崎レイカ校長先生に呼ばれたので私は大丈夫ですと答えて校長室に向かった
念のため何が起きるかわからないので小型リボルバーを考えて銃が入ったカバンを持って行った
校長室に入るとそこには碇ユイさんがいた。

「ネルフに協力するつもりはないと何度もお伝えしているので理解されていると思っていたのですが」

今度はいったい何をするつもりですかと私は彼女にストレートに伝えた
もう彼らと関わるつもりは全くないのに直接アクションを起こしてきた
裏でどんな陰謀論でもあるのか疑いたいところだ

「あなたが何を狙っているのですか?」

「私はただシンジがどう思っていたのか知りたいだけなんです」

「私は言ったはずです。すべての引き金を引いたのはあなた達だと」

碇レイさんを介する形で私は伝えたはずなのに納得するつもりはないようだ
自分たちが英雄でないことをマスコミにばらされたのかおびえているのか
それとも私を抹殺するつもりなのか。あるいは私を利用してさらなる名誉を勝ち取ろうとしているのか
私はネルフは自分たちの名誉のためなら手段を問わずに仕掛けてくるか

「あなた達は感謝をしないといけないのに、自らの利益にすべてを利用した」

私はあなた達は人殺しと同じ行為を実行したことを自覚しないといけないと突っぱねるように話した
自業自得である。私はそれを何度も彼らに伝えているのに受け入れていないことは明確だ
何度も『碇シンジ』の身柄を欲しがっている。英雄として利用したいのかもしれない
『僕』はそんなことを許すことはあり得ない。何としても