その日の夕方、私はネルフがあるジオフロントを出ると住居である大学近くの学生寮の戻った
気分としては最悪。誰が警察に連絡してくれたのかわからないが
ある意味では助かったともいえる。もう少しでぶちまけそうになったからだ

『ルミナだけど、今は大丈夫かしら?』

私は玄関のドアを開けると心配そうな表情をしたルミナさんがいた

「もしかして」

私はある可能性を感じた。警察などにいろいろと通報したのがルミナさんではないかということだ

「いろいろと迷惑をかけてごめんね。レポートは今夜中にも作成しておくわ」

「いつも悪いわね」

困った時はお互い様でしょと言った。私たちはライバルでありながら親しい友人
親友ともいえる関係だ。少し年が離れているが親しい友人であり、信頼できる

「1つ聞きたいんだけど、もしかして警察に」

「気になって上から見ていたの。そうしたら連行されていったからあわてて」

どうやら予感的中だ。でもおかげで私はいつも通りの大学生活に戻れる。
それはそれでうれしいものだ

「わざわざありがとう、レポートは今夜中に仕上げておくから、明日の朝には渡せるはずよ」

「忙しいのにごめんなさいね」

ルミナさんは私がネルフについてあまり近づきたくないことであるということを知っていた

「今度合コンするんだけど参加する?」

「私がそういうのは嫌ってるのはよく知っているでしょ」

ルミナは私のようなきれいな人ならだれからでもアタックされるはずと声をかけてくる
美人なんだからもったいないわと言うと自分の寮の部屋に戻っていった
私は咎人なのだ。愛される資格は持っていないと再度認識させられた
罪人であることは間違いない。何もかも元の元通りしようとしても結局うまくいかなかった
サードインパクトの被害者だけ救うはずが。多くの人を見て私はこう思ってしまった。
咎人の証を見せつけられたと。死者をよみがえらせる。
いくら世界が混沌としてもやってはいけないことだ
生きている者はやがて死を迎える。なのに私は絶対に侵してはならない誓約を侵した
あってはならないことであることは間違いない
私はとりあえずルミナさんの代わりにレポートを作成する
全てのレポートを完成させたころには翌朝の午前4時になっていた
少し休もうとするためにベッドの上に横になった
今まで止まっていた時計が動き始めた。そう思うしかないのか
私は静かに大学生活をしている事に平和を求めていた
だがまたしてもそれを乱そうとする者たちが現れた。面倒なことだが警戒しながら外を窓越しに確認した

「私って貧乏神なのかしら」

外には私を捕捉するためだろう。多くの戦闘服を身にまとった軍人がいた

「逃げるとしましょう」

寮のすぐ隣にある広葉樹林の木に飛び移った。するとボーガンの木の幹に刺さった
誰の仕業なのか。私は考えた。ネルフなら生んだ生まれたの関係になるならやりかねないが
だが彼には取り戻したかった妻がいる。いきなり攻撃というのは趣味じゃないだろう

「となるとゼーレか。どなたかしら?」

「我々と混沌としたこの世界を綺麗なものにしないかね。我々は君の手腕を必要としている」

「欺瞞ですね。人はそれぞれの考えを持っている」

「我々から逃げれると?」

「1秒でしてあげる」

私は神様の特権を行使したパターン青のATフィールドを展開した
するとそこら中から一斉に緊急避難命令のサイレンが鳴りだした
まだ遷都されようとしていても機能は生きているようだ