私はリナさんが置いていった購入希望の書籍についての申請書を眺めた
本を読むのは好きだ。誰にも邪魔されないでのんびりと読書ができると特に
教育実習が始まる前までの大学で毎日授業を受けていた頃、
休み時間を見つけては部室に来て図書館の書籍を借りて読んでいた

「また何か良い本を探して、図書委員会に購入申請が通るような本を選ぶとしましょう」

私はそう呟くと読書をやめて図書部の部室を出る事にした
部室を出るとドアの鍵を閉めて私は寮に戻ることにした
本を読んでいるといつの間にか、もう外は夕暮れの時間だった
コンビニでお弁当を買って帰ろうとする事にした。大学の敷地内には食堂もあるのだ
それに寮の部屋にはキッチンがあるので自炊をすることはできるが、
今日はそういう気分ではなかった。たまにはお弁当というのも悪くない
図書館から出ると私は大学内に設置されているコンビニに立ち寄りお弁当を購入
そして寮に戻ることにした。大学の敷地を出ると寮に向かって歩いていった
大学から寮まではそれほど離れていない。ちなみに家賃は1か月数万円
アルバイトをして寮費を支払っている
海岸の町の両親には迷惑をかけないように努力しているつもりだ

「カオリ先輩!」

「レイナさん!」

図書部には在籍していないが図書館の図書委員会の委員をしている後輩の水野レイナさんが声をかけてきた

「先輩。また本を買うんですか?」

「図書委員の特権を利用しているだけだけど」

「図書委員会でも先輩が購入希望を出している本が多すぎて選別するのが大変なんですよ」

「勉強に使うのよ。何も問題ないと思うけど」

確かにその通りだが
たまには趣味に走った本が混ざっていてうまく審査をすり抜けてくれることもある

「先輩の部屋も本がたくさんありますよね。ちゃんと返却してください。委員会のブラックリストに登録されるんですよ」

私は今後は気を付けるわというが実際は返却が遅れる事が多い。
彼女に一緒に寮に帰りましょうと言って仲良く話をしながら帰宅していった
私は寮の自分の部屋に戻ると大きなため息をついた

「疲れた」

本当に疲れたのだ。狙われたのは私。
今後どんな攻撃を仕掛けてくるかわからないが、警戒は怠らないほうが良いと感じた
今日、私に銃弾をプレゼントしてきたのは絶対にゼーレの関係者だろう
仲間にできなければ殺してしまえ。そう考えたと思った方が筋は通る
だがネルフ本部がある第三新東京市で攻撃を仕掛けてくるというのは想定外だ
それもエヴァパイロットが通っている高校にだ。わざわざリスクを高いのを承知でやるなんて
私は少し恐怖を感じながらも今後は警戒心を解かないようにしないとと思った
まぁ今は大丈夫だろう。とりあえずシャワーを浴びてお弁当を食べる事にした
とりあえずスーツを脱ぐと私は入浴のためにお風呂に向かった
簡単にシャワーを浴びてすっきりするとお弁当を食べた
すると外では雨が降り始めた。

「濡れなくてよかった」

お弁当を食べ終わると今日の1日の日記を書いてベットで眠ることにした

「明日は平和であれば良いけど」

私はそんなことを思いながら眠りについた