私は図書館を出ると大学内のコンビニに立ち寄った
昼食のお弁当を買うためである
寮の自分の部屋に設置されている冷蔵庫には食材になりそうなものは、
朝ごはんのサンドイッチで使い切ってしまった
お弁当を買う以外には昼食を食べる事はできない
スーパーに行っても良いのだがまだ早朝だ。
激安スーパーに行って少しでも生活費を下げるためには、
今の時間に買いに行くわけにはいかない
大学の学費に生活費。結構ギリギリの収入で何とかしている
ちなみに奨学金は利用していない。
大学の授業料は公立のため、私立に比べると安い方だが
海岸の町の両親に迷惑をかけるわけにはいかない
だから料理本の格付けに関する調査員のアルバイトをしているのだ

「本当に苦労ばかりするわね」

コンビニで幕の内弁当を購入すると大学の寮に戻った
今日は大学の近くにあるコインランドリーで溜まっている洗濯物を片付けないといけない
午後からはいろいろとやる事があるのだ。

「カオリ先輩!今日は早いですね」

後輩の1人が話しかけてきた。彼女もコンビニで買い物をしてきたようだった

「今日は図書館でいろいろと事務仕事を手伝っていたから」

「先輩は図書館にいるのが好きですね。私はあの大量の本の整理がスムーズができるなんてすごいです」

後輩によく言われる言葉だ。
どこにどの本があるのかはもう覚えているので、慣れた作業である
私達は大学敷地を出ると寮に帰宅した。途中で彼女と別れると私は自室に戻った

「さてと。お昼ご飯を食べようかしら」

コンビニで買ってきたお弁当を食べる。食後のデザートにアイスを冷凍庫に入れている
甘いものは大好きだからだ。一応太りすぎないようにカロリー消費ができるように運動もしている
週に1度はテニス部の手伝いをしている。打ち合いの相方役をしている。
ただし第三新東京市立大学のテニス部はかなり強い強豪部なので有名である
打ち合いに対応するのも苦労するが良い運動には変わらない
テニス部からは引き抜きの話が何度も出ている。もちろん私は断っているが
できる限り読書に時間を使いたいから。私はお弁当を食べ終わるとごみ箱にお弁当箱を捨てる
次に今度購入希望書籍をノートパソコンを使って探した
私は何度も言うようだがいろいろな本を読んでいる。
古典から現代もの。もちろんライトノーベルも読んでいる
図書館の購入希望でライトノーベルを去年に3冊希望出したのだがすべて却下された
まぁ物は試しで提案してみただけなので、結果はわかりきっていたことだが
今年も一応混ぜてみようと考えていた。図書委員会の権利を乱用していると言われるとそこまでなのだが
何事もチャレンジ精神が重要なのだ