いつもの市バスで大学寮に戻ると、私は自室に戻った。
部屋の鍵を開けようとした時、ロックが解除されていた
私はとっさの判断でドアにいつも貼っている紐を確認するとはがされていた
つまり何者かが侵入した可能性がある

「本当に嫌な人生ね」

私は外に1度、寮の外に戻ると少し大きめの石ころを拾ってきた
それを持ってきて部屋の扉に向かって勢いよく投げつけた
すると見事に部屋の扉が吹っ飛んだ

「平和を邪魔してくれるわけね。今度は誰かしら」

爆発音を聞いて慌てて多くの寮に住んでいる学生が集まってきた

「カオリ!大丈夫?」

親しい友人の言葉に私は大丈夫だけど部屋はめちゃくちゃよと答えた
それにしてもいったい誰がこの部屋に爆弾を仕掛けたのか
大学の寮ですら安全な場所はなくなってきた
まるで追い詰められたネズミのようだ。心の休めるところはどこにもない

「とりあえず警察に連絡するしかないわね」

今度ばかりは言い訳のしようがない。敵は私を直接狙ってきた
もう、協力しないなら消してしまえという論理で行動している
そう考えれば筋は通る。それにしても強引な策に出たものだ
もし罠を仕掛けていなければ大怪我をしていたところ
今回は運が良かったが、私を殺そうとしている連中が手段を選んでいないことは間違いない

「今夜は私と一緒の部屋で寝る?」

「良いんですか?」

「親友が困っているのに見捨てるほど薄情な人間ではないわよ」

私は好意は素直に受け取る事にした。
でもとりあえず私の部屋を爆破してくれた連中について捜査を行う市警察に協力をしないと
いったい誰が私の部屋を爆破してくれたのか
そのあたりについて、警察機構に調べてもらうしかない。
この件でネルフが関与してくることはすぐに察しがついた
どうして彼らと距離を取りたいのに近づく道を選ばざるえないのか
私の思いとは逆の方向にしか物事には進まない
内心、いや嫌な気分だが仕方がない。これも私が選んだ道なのだから
たとえどんなに過酷な道であろうと自ら判断で選択した
だから後悔はしないつもりだ。
その後、警察の捜査が入ったが、私はガス爆発だということで対応した
これ以上彼らに介入されることを阻止するにはこれが最も効果的であるからだ
市警察もそれでとりあえずは納得してくれた。
私は市警察の許可をもらって必要なものを取るために部屋に入った
もちろん拳銃が入っているカバンなどを回収した
これは私の命を守るために必要なものなのだから
今夜は大学での親友の部屋で寝る事にした
親友はベッドで一緒に寝る?と聞いてきたが私は一緒にエッチな事でもしたいのと返事をしてみた
そうしたら冗談よと親友は答えてきた

「私は床で寝るわ。布団は借りてきたから」

「用意が良いわね」

寮長に予備の布団を借りてきたのだ
今後の事についても寮長と協議する事を決めてきた
部屋の修理代についても話し合わないといけない
とりあえず、けが人が出なかったことは幸運だったと言えるけど
その後、さらに別の部署の市警察の刑事さんがやってきた。
ここ最近、私が練れている事を重大事案と判断したようで
警察はもっと安全な場所に移るべきではと提案してくれた
でも警察に監視された生活ははっきり言って迷惑でしかない
私は丁寧に断りをする