午後の授業も私には退屈なものでしかない。
私の唯一の楽しみは放課後にこの学校にある図書室に行くことである
どんな本があるのかが気になっている。私は読書が大好きなのだ
本を読んでいたら私だけの時間を過ごすことができる。誰にも邪魔されなければの話ではあるけど
私にとっては平和な時間を楽しみたい
午後の授業も無事に終えると私は担任の先生に図書室で午後5時まで過ごして良いのか確認をした

「本が好きなのかな?」

蒼崎先生の質問に私はその通りですと回答した

「はい。読書は大好きです。それにこの中学校にはどんな本が蔵書されているのか見ておきたいので」

私は先生と一緒に職員室に向かうと図書室の鍵を貸してもらった
第2東京市の中学校に通っていた頃もよく図書室で読書をしていた
だからこの学校の図書室の本にも興味がかなりあった

「下校時間までにはかぎは戻します」

「もしかしたら君が嫌がっている彼らがいるかもしれないけど本当に良いのかな?」

「ネルフの関係者ですか。私は気にしません。関わってきても不機嫌そうな表情で対応します」

私のセリフに本当にネルフ関係者とは接触したくないんだねと蒼崎先生は言った
当然である。彼らと話をするなど拷問を受けているような気分になってしまう
面倒なことは嫌いなので無視するのが一番である
無視をしていたら関わることもなくなってくるはず
今のところは予想でしかないが。現実がどうなるかは言ってみてのお楽しみというものだ
図書室に向かって階段を上がると図書室の前にはすでに2人の生徒がいた
どちらも女子の生徒である。私には誰なのかはっきりと分かった
『惣流アスカラングレーさん』と『碇レイさん』であった

「お二人も図書室に用事ですか?」

私は探りを入れるような口調で質問をすると2人は私に話があると回答した
迷惑な問題がさっそく来たというものだが私はあなた方に興味はないのでと答えた
図書室のドアのカギを解錠すると室内に入るとどんな本があるのかゆっくりと見始めた
アスカさんとレイさんも同じように本を探す『フリ』をしながらも、
私の方に視線を向けているのは明らかであった
誰がどう考えても『僕』のことを探りに入れようとしていることは間違いない
だからと言って正直に答える理由はない
それにもう彼らネルフとかかわりを持つつもりは一切ない
偽物の正義の味方を名乗っている連中に協力するなんてできるはずがない
私は必要ならネルフを壊す覚悟はできているが関わらなければ何もしてくることはないだろう
『私』が『僕』である証拠などは一切存在しないのだから
見つけることなどできるはずがない。それに反抗することも考えている