食事を食べ終わるとユウさんと一緒にそれぞれの自分の部屋に戻った
私はノートパソコンを取り出すとあるホームページを見ていた
それは第三新東京市立大学のホームページだ
私は高校卒業の資格を持っていないので高卒の資格取得が必要だ
ちなみにそんなことは簡単だ。だって私は神様と同等の存在なのだから。知識だけはたくさん持っている。
だから私は幼い子供たちに明るい未来を見せる事ができる教師になりたいとも考えていた
まさか今になって教師になる道を選ぶなんて誰も思っていないだろう
それはルミナさんも同じである事はわかっている。私は未来を見る事にした
どんなに過酷な未来だとしてもその先を見る事に価値を見出したのだ

「本当はどうしたら良いのかわからないわね」

『ピーピーピー』

その時私の携帯電話が着信を告げていた
相手はルミナさんだった

「ルミナさん。どうかしたんですか?」

『カオリちゃん。大学に進学しようとしているの?』

「私も未来を見たいと思ったんです」

『それが残酷な事でも?』

未来を見るという事は時には残酷な一面も見せている
できる事ならそんな面を見る事は避けたいところだが、
未来を見るという事はそういうところもみる事を示している

「はい」

私ははっきりとした口調で返答をした

『分かったわ。大学入学については手配するわ。ただし条件があるの』

「どんな条件ですか?」

私はどんな条件でも飲むつもりだった
できるだけの事をするまでだ。私は自分の幸せのために歩みを進める
そのためなら手段は択ばないと決めていた

『ネルフとの接触は極力避けること』

「それは時と状況によります」

『確かにそうね。100%排除する事は難しいかもしれないけど。カオリちゃんも努力してほしいの』

「・・・・・・・・・わかりました」

『少し手配には時間がかかるけど待っていてほしいの』

「飛び立つ時が来たんです。ルミナさんも言っていましたよね?未来を見る時には時には大きな決断も必要だと」

『それはそうだけど。本当に覚悟はできているのね?』

私はルミナさんには十分な覚悟はできていると答えた
もう迷ったりはしないと。決断は時には重要なのだ
前を見て進むことは重要なのだ。どんなにつらい現実だとしても
受け止めていくことが大切であり、もう彼らに会って何かするつもりはない
彼らの事を忘れて私自身の未来を、先を見る事は大切なのだ
私は神様なのかもしれないけど、私には見守ってくれる人がいるから
見守ってくれる人たちを大切にしていくことが重要なのだ

「もちろんです」

『あなたの警護のための準備に入るから。第三新東京市の住居については大学の寮に住んでもらうわ』

「ユウさんはどうします?」

『警備担当に着任できるように手配するわ。寮の警備も兼ねてね』

「ありがとうございます」

『つらい現実があるけど頑張って』

「はい」