レストランで食事を終えた私たちはマンションに戻った
今日はこれでもう寝るだけだ。まだ少し寝るには早いけどいろいろと疲れたので

「今後は静かな時間が持てるといいけど」

私はそんなことをつぶやきながらベッドで眠りについた
今日はいろいろあったので私はすぐに眠りについたのだ
それにしても私が第三新東京市に住居を移してからは少しずつ動きが見せ始めた
ネルフはもちろんではあるが、ゼーレも同じである
どちらにしても私の歩む道を妨害しようとしてくる
その妨害にルミナさんやユウさんを巻き込むわけにはいかない。
ルミナさんにとってユウさんは元ゼーレの戦闘員だったことから信用できないのかもしれないけど、
私は海岸の町の家族と旅館の人と同じで最も信頼できる人である。
何としても犠牲にするわけにはいかないのだ
守ることを決めた以上、私は絶対に大切な人にけがをしてほしくない
私は第三新東京市に移住したときに気晴らしということでゲームセンターで、
かわいい犬のぬいぐるみをユウさんからプレゼントされた
私はその時も少し恥ずかしさを感じながら受け取った
寝るときはいつもその犬のぬいぐるみを抱きしめながら眠っている
この犬のぬいぐるみを抱きしめながら眠ることが日常的である
もしかしたらどこかでお父さんとお母さんと離れていることを考えているのかもしれない
今日はもう眠ることにした

翌朝、私が目を覚ますと朝ご飯を作っている音が聞こえてきた。
パジャマから着替えると寝室を出てキッチンに向かった
いつものようにユウさんが朝ご飯を作っていた

「今日の朝ご飯は何ですか?」

「今日はトーストだよ。ルミナさんも一緒に食べるから少し待っていてね」

私はわかりましたと返答するとリビングのソファに腰かけてテレビの電源を入れた
朝の報道番組は世界中で国境線の境界線について国連でもめていると報道されていた
今まで海だったところが陸地になったのだ。各国が自らの領地であると主張するのは当然だ
誰だって権益は欲しがるものである。権力者はお金が大好きなのだから

「マスコミは大騒ぎだね。僕たちに関係するかもしれないから銃を調達してもらわないといけないね」

「ユウさんの部屋はまさに武器庫のような感じになっていると思いますけど」

そう。ユウさんの部屋には拳銃からアサルトライフル。おまけに狙撃銃も持っている
これ以上、必要になるとはとても思えないのだけど

「僕の銃は入手は簡単だけど1度使うともう破壊するしかないからね」

足取りを追われるような真似をすることは避けたいと言いたいのだろう
確かに足取りを追跡されてしまうとネルフやゼーレにも影響が出る
それがこちらにまで影響が出るとかなり問題になる

「そういえば、今度監察局で銃の射撃訓練でもしていかないかな?」

ストレス発散にちょうど良いよとユウさんはまるで遊びに行くみたいに気軽に提案してくれた
確かに射撃訓練は重要である。でも私が直接『地下』に降りるのはいろいろと面倒がと思っていた
ネルフからどんな横やりが入れられるかわからないからだ