朝になると今日は天気が良いようで窓から太陽の光が入ってきていた
私は今日も静かな1日を過ごせると良いですと思いながら、ベッドから起きた。
起床すると室内でパジャマから普段着に着替えた
部屋を出る前にドアの向こうからユウさんが朝食を作ってくれているようで良い匂いがしていた

「おはようございます。ユウさん」

私がそう言うとキッチンで朝食を作っているユウさんもおはようと言ってくれた
静かな朝の始まりに私は少し喜びを感じていた

「カオリちゃんは今日も勉強かな?」

ユウさんの言葉に私は平和が一番ですからと返事をした
私にとって重要なのは何事もない平和な生活だ。
誰に強制されることのない、本当に静かな時間を私が自ら選択して過ごすこと

「そういえばカオリちゃんは銃はどうするのかな?大学生になった時は小型の銃の方が良いと思うけど」

確かにユウさんの言う通りだ。
オートマチックの拳銃となると隠すのは難しい
それに周りに拳銃を持っていることを知られないようにするには小型リボルバーの方が良い
もちろん大学に入学したらそれほど出番はないとは私は考えているけど、
何が起きるか予想することはできない。
ユウさんも常に私にぴったりと張り付いて護衛をするのは難しい

「そういえば、カオリちゃんは将来はどうするつもりなのかな?」

「私の将来ですか?それは・・・・わかりません。今は大学に入ることしか考えていないです」

もし希望があるなら。それはあの海岸の町で小学校で教師をするという道もいいかもしれない。
でもまだ何も正確な夢というのは持っていない。今はこの街で楽しんで暮らしたいと思っているだけである
もちろん大学に入学できれば、しっかりと勉学を頑張るつもりですけど

「カオリちゃんは本当に美人だからおおかみさんには気を付けないとね」

ユウさんの言葉に私はそれって私がおいしく食べられるお肉に見えるのですかと質問した
もしそうだとしたら、いろいろと対応方法を考えないといけない
お肉というのがネルフやゼーレの関係者に好き勝手に利用されるという意味なのか、
それともただの男女の関係だけのセリフ七日によって回答は変わってくるものであるが
いろいろと予防線を作っておかないと危険なのかもしれない

「もしおおかみさんに食べられそうになったらいつでも呼んでくれていいよ。僕が一番先に助けに行くから」

ユウさんは本当に心配している様子だ。私の影響で大切な『家族や友人』を傷つけられるなら、
絶対にそう言う影響を受けそうな人を助けに行く。
それとしっかりとお返しをプレゼントすることで断固として抗議するつもりでいる