私は相葉ユウさんの家でルミナさんと旅行の計画について
いろいろと調整を終えると彼の車で自宅の旅館に送ってもらう事になった
まだ太陽が出ているが今日はもう夏休みを迎えているのか、砂浜には数多くの子供たちがいて海水浴を楽しんでいた
私はそんな光景を見ながらも、今後の計画について考えていた
旅行については大きな壁がいくつもあるが、護衛があるという事は大きな安全な切り札でもある
ネルフも簡単には私にはもう手を出してくることはないだろう。私は少し甘いかもしれないけどそんなことを考えていた

「ユウさん、ネルフは私のことを見張っているんでしょうか?」

運転席で運転をしているユウさんは大丈夫だよと答えた

「君のことは僕とルミナさんで守るから。必ずね」

だから心配しないでと言うと旅館に向かっていった。旅館の前に到着するとお母さんが出迎えてくれた

「ユウさん、いつも娘がお世話になっています」

「カオリちゃんとは仲良くしていますから気にしないでください。それと銃の射撃訓練をしたのですぐにお風呂に入れる事をお勧めします」

「わざわざありがとうございます。すぐにカオリをお風呂に入れますね」

お母さんは私を旅館の中に送り届けると、すぐにカオリにお風呂に入るように言った

「銃の火薬のにおいが残っているからお風呂に早く入りなさい」

「はい。分かっています。すぐに部屋に戻たらお風呂に入ります」

「それと無理な事はしちゃだめだからね。あなたは私の大事な娘なんだから」

「心配してくれてありがとう。大丈夫だから。無理な事はしないから」

お母さんはそれでも心配の種は尽きないのよと言って、軽く頭を撫でた
私は少し笑みをこぼすと別館の自分の部屋に向かった。
途中で仲居さんに出会ったが忙しいそうだったので声をかけるような事はしなかった
自室に入るとすぐに着替えを用意して浴室に入っていった。
そこで綺麗に体を清潔に洗うと、着替えを着用して髪の毛をドライヤーで乾かした
あとは私のすることはない。そこでまた金庫室から、拳銃を取り出して、いつものように整備を行った。
いつものように分解をして異常がないかを確認して、再度組み立てると金庫に戻していった
そして少し早いが日記帳に今日の活動日記をつける事にした。まだ昼前だが少しは日記をつけておくことにした
ある程度日記をつけているとドアがノックされた

「今開けます」

ドアを開けるとお父さんがお昼ご飯を持ってきてくれていた

「カオリ、今日は食堂が混雑するから部屋で食べてくれ」

「うん。わかったから。気にしないで」

私はそう言うと昼食を受け取ると、自分の部屋にあるリビングのテーブルに置くと食べ始めた
予想通りいつもよりも多めに、料理が盛り付けられていたため。食事を完食するにはいつも以上に時間がかかり
お腹がいっぱいになってしまった。ただでさえ小食の私にとっては大森のご飯並みにあった
私は食事を終えると縁側にある安楽椅子に座り外の風景を眺めていた。外は平和な光景が広がっていた。
いつも通りであり、安定した世界が広がっている。それだけで私は幸せだった