俺は16歳である交通事故で死んだ。
とにかく死んだことは事実なのだがその時に神様に出会ってしまった
神様は俺にこう言ってきた。間違ってしまったと!
別に神様を攻めるつもりはないし恨むつもりもない
ただあえて願いが叶うならハイスクール・フリートの世界に転生させてくれと頼んだ
すると神様は謝罪のこともかねてイージス艦であるアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦フライトIIIをくれるといった
乗組員たちは艦を守護する精霊たちで構成されると。

「ではな。次の人生を楽しんできてくれ」

そういうと神様との出会いは終わった
そして気づくと大海原のど真ん中。
アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦フライトIII[ 艦名:ライチ ]のブリッジで横になっていた

「艦長、大丈夫ですか?」

艦長と呼んだのは精霊の1人だ。精霊と言っても身長などの姿は大人の女性と変わらない

「ああ、大丈夫だ。今の状況報告を」

艦の装備を確認した
搭載兵装:[ Mk.45 5インチ砲:1基 / Mk.15 20mmCIWS:2基 / Mk.41 VLS:96基 / AN/SPY-7:4面 ]
     [ ハープーンミサイル4連装発射筒:2基 / Mk.32 3連装短魚雷発射管:2基 / 3連装短魚雷型デコイ発射管:2基 ]
   VLS:[ ESSM:10基(1基に4基搭載) / SM-6:10基 / SM-3( 弾道ミサイル迎撃 ):6基 ]
     [  アスロックミサイル:30基 / トマホークミサイル:30基 / ハープーンミサイル:10基 ]
武装は以上だった。はっきり言って過剰な程な戦力だ。主に対空戦力にではなく対艦対地攻撃に特化している
この世界においては人工衛星はないためAN/SPY-7レーダーロックが必要だが
俺はとりあえずCICに向かった。なぜだか知らないが迷うことなくCICに向かうことができた
そこでも多くの精霊たちが状況把握に努めていた

「艦長!レーダーに反応あり。軍艦と思われます」

さすがはイージスシステム搭載艦だ。素早く探知をすることができる。
俺は迷ったうえで救難信号を出すことにした。ここで戦争をするつもりもないし
争いごとは好きではない。平和でいられるならそれでいい。
救難信号の発信を受けてすぐに緊急無線チャンネルで呼びかけがあった

『こちらはブルーマーメイドです。旗艦の識別信号を送れ』

当然と言えば当然の反応だ

「艦長、どうします」

「広域無線バンドで戦闘の意思はないと」

アニメである程度ブルーマーメイドのことは知っていたので
俺は不用意なことをしなければ攻撃は受けないと判断したのだ

「こちら所属未登録艦ライチ。敵対行動のつもりはない。そちらの艦船との接触を行いたい」

俺はあえて所属未登録艦と言った。どこの所属かはこれから決めればいい
別に攻撃の意思があるわけではないのだから。ここは和平交渉に徹するべきだ

『こちらブルーマーメード所属の宗谷 真霜です。旗艦への接舷を行いたい。許可を求める』

俺は正直なところため息をついた。
これから長い取り調べが待っていることはわかっているからだ
このイージス艦は世界最強のイージスシステム搭載だ。兵器も強力。
大型艦でも撃沈することはできる

「こちらライチ。了解した」

「艦長、よろしいのですか。手の内を見せて」

管制をしてくれている精霊からの言葉に友好的な接触が重要だと答えた
次にCICのレーダー情報から周辺状況を確認した。その結果、ブルーマーメイドの艦船以外に不明艦は存在していない。
レーダーマップにはそれぞれの艦名が表示された位置情報が映し出されていた