CICにアラート音が響きだした。ソナーを担当する精霊さんがある『音』を感知したのだ
ソナーを担当している精霊さんはすぐに識別するデータベースにかけた
結果は大当たりだ。
「方位200度からこちらに向かって魚雷推進音を確認」
それも数が4つと報告を受けて、いきなりの攻撃行動。
本気でやりあうつもりでいるのかと俺は驚いたからだ
なぜ今にごろになってこちらに攻撃を仕掛けてくるのかが理解できない
こちらは横須賀女子海洋学校の校長の信頼はそれなりにあると考えていたが
どこかで歯車が狂ったのかもしれない。
とにかく今は専守防衛を宿命としている俺は攻撃されたのなら反撃をするまでだ
アスロックミサイルの発射するように指示した
先制攻撃はしたくない。だからといってためらうつもりはない
撃つ時にはしっかりと攻撃をするのだから
「おとり魚雷を発射。おとりからはこちらのスクリュー音を大音量で出して」
おとり魚雷が発射されるとさらに次の指示を出した
魚雷が直線で来ることも考慮に入れて、俺は船を針路45度に向けるように命じた
「針路45度に急速旋回。それと同時に総員衝撃に備えろ!」
この船は俺の指示と同時に針路を方位45度に向けた
かなり急激な針路変更だ。この艦に大きな負荷をかけることになるかもしれないが、今は余裕はない
生き残ることを最優先にするために選択肢がそれほどたくさんあるわけではない
なら進むべき道を決断して実行しなければいけない
「直線なら魚雷との衝突コースを外れました。誘導魚雷の可能性を考慮入れて転舵角度維持しますか?」
「最大船速で針路45度に取れ。何が何でも最優先でだ!」
「了解」
魚雷はまもなく俺たちが乗っていた位置に到達。その直後に爆発した
どうやらここにいる位置を起爆タイマーにセットした魚雷を発射したのかもしれない
そのころには俺たちが乗っている艦は衝突コースから完全に外れた
「ソナー。第2弾は来るか?」
「現在は周辺海域の音が乱れています。検索には少し時間が」
ますます状況は悪化している
俺たちを攻撃した意味は何なのか?
こちらへのけん制のつもりなのか。それとも本艦の性能を見たいという探求心か
どちらにしても専守防衛を基本としているなら、明らかな国際ルール違反になるはず
「面倒なことになってきたな」
俺はこの艦を守る義務がある。大切な仲間である精霊さん達にけが人は出てほしくない
ならこちらも専守防衛の精神と攻撃するしかないと俺は考えた
そして指示した。対潜対艦ミサイルであるアスロックの発射を
「アスロックミサイル、2発を発射!」
「了解!」
武器管制を担当している精霊さんはすぐに発射スイッチを押した