CIAのブックマン課長との話を参考に今後の行動表を考えていた
もし亡国機業が再度こちらに攻撃を仕掛けてきた時の対応はかなり難しい選択をしなければならない
仮にも俺はこの学園の警備担当だ。何もしないというわけにはいかない
だが下手に攻撃をすれば全面戦争になるかもしれない
そんな状況になれば誰が誰と戦っているのかがわからなくなってしまう

「かなり危険な状況になるのは間違いないな。俺は前面に出ないほうが良いかもしれない」

ここで十分なほどに役に立つ人材がいる。
簪だ。彼女なら少し任務遂行にはまだ早いかもしれないが実戦経験を積ませるには良い時だ。
それに遅かれ早かれいつかはこんなことになることはある
先に体験させておくことはメリットはある。今回は簪が前面。俺は後方支援に回るほうが良い
立場上のことを考えるとなおさらである
俺は簪を警備室に呼び出した。彼女はすぐに部屋に戻ってきた

「お前に仕事をさせる。わかっていると思うが簡単な仕事と思うな。命懸けでやりきる覚悟が必要だ」

「わかっています。もう覚悟はできています。私も狂犬と同じようにどんなものにもかみつきます」

良い覚悟を持っている。そこまで言うなら問題はないだろ
あとは簪の実力だ。人殺しをさせるためにもたっぷりと鍛える必要がある
俺たちが歩む道には血まみれの戦場しかないのだから
その道を選べないなら死ぬしか選択肢は残されていない

「本当に覚悟があるんだな。死ぬ気でやりきらなければ生きて帰ってくることはできない」

それでも良いんだなと脅迫するように伝えるが返事は変わらなかった
もう戻ることができないことを十分なほどに理解していることはわかった

「なら本格的に訓練を始める。まずは銃の腕をできるだけ早く磨き上げる必要がある」

睡眠時間が少なくなることを覚悟しろというと俺は簪を連れて射撃訓練室に向かった
そばにある銃器保管室から様々な銃を持ち出すと、
それらを使って簪に手や肩が痛くなるまで訓練をする
短時間でスキルを上げるにはこれしか道がないのだから仕方がない
俺の時もそうだった。フェンリル先生はいつも時間がないから睡眠時間を削った訓練をした
それに睡眠時間が少なくても能力を引き出せるくらいの力量がなければ、
この業界では生きていくことは極めて難しいことは今までの経験でよくわかっている
簪にもそれを理解させることが求められることはしっかりとわからせる必要がある
限界を超えた訓練をすることでさらなるレベルアップを目指すのだ

「筋肉痛になるのを覚悟しておけよ。俺も同じような訓練を受けてかなりつらい立場にいたからな」

苦痛に耐えるのはかなり大変だと脅しながら話をした
俺でも本当に筋肉痛になってしまったがそれを毎日のようにさせられた
徹底的に体に刻み込むと言ったほうが良いかもしれない
それくらいに厳しい訓練を受けたからこそ今の俺がいる