夜になって、会議室で1年生の林間学校について話し合いがあった
もちろん俺も同行するしかない。箒の生命を守るためには同行せざるえないからだ
場所が海辺という事もあり海上から狙われることはないだろう。
問題なのは砂浜の近くにある高台の森だ。あそこから狙撃されたら面倒だ

「織斑一夏君。何か意見はあるかね」

「学園長。砂浜で自由行動の時間は俺はそばの高台の森で警戒している。狙撃するならあそこから狙われやすい」

学園長も地図を見て、俺の判断に同意してくれた

「つまり狙われる可能性があると?」

「俺がIS学園を狙うならこのチャンスを逃す事は無い」

一斉に殺すなら派手にできる。

「爆発物捜査犬も手配してくれ。浜辺のビーチの捜索をしておく」

自衛隊と警察には俺から話をしておくと伝えた
どちらにも優秀な危険物対応チームがいる。もしもの場合に備えて対応するだ
千冬姉がそこまでする必要がるのかと俺に質問してきた

「IS学園の生徒は狙われやすい。俺は警護に徹する」

「わかりました。一夏君は護衛を」

さらに俺は武器の外部持ち出し許可を求めた。学園内では国際法で認められている
しかし外では認められない。確かにいつもの仕事のようにちょっと抜け出すくらいなら問題は処理できるが
林間学校中は最低でも数日かかる。持ち出し許可をもらっておいた方が良い

「持ち出す武器のリストを作って提出を」

「感謝します」

その会話を聞いていて千冬姉が表情を曇らせていた
よっぽど俺が銃を持つことを嫌っているようだ。だが俺はこれがないと死ぬ事になる
その後もいろいろと協議が続いた。俺はその後の話については聞くだけにした
協議が終わると俺は部屋を出ようとした。その時、学園長に止められた

「今回は君に警護をすべて頼む事になる」

「分かっています。ただし最初に契約をした通り、俺は篠ノ之箒の護衛を主任務です。箒の方が危険な場合はそちらを優先します」

「わかっているよ」

では失礼しますと言うと部屋を出ていった。
警備室に戻る途中で楯無と出会った

「もう寮に戻っている時間だろ」

「あなたみたいな危険物がいるのに私がのんびりするわけにはいかないのよ」

「俺は歩く爆弾か?」

「そうよ。私の中では爆弾というよりも核弾頭と言ったところかしら」

俺はそんなに危険かと愚痴りたくなった。別に俺は誰もを皆殺しにするほど悪じゃない
一応線引きはしているつもりだ。多少世間一般からはずれているかもしれないが

「確かにそうかもな。だがお前もだろ。ただ違うのはお前はIS乗り。俺は殺し屋。どこが違うんだろうな」

更識家は代々暗部として活動してきた。俺はフェンリル先生から直接指導された殺し屋でありテロリストだ
更識ですら恐れるフェンリル先生の実力。簡単には勝てそうにない
それでも俺にとっては大きな目標だ。いつか追い抜いてやると思っている
ただ以前に先生に話したときにこういわれた。俺には才能があると
その事は織斑計画を知った時に理由が分かっている。俺はデザイナーベビーだ
だから普通の人間よりも身体能力は高い。だからこそフェンリル先生の訓練についていくことができたのだ