- クラナガン市( Clanagan city )詳細データ -
 - 地形 -
基本的には平地が広がっている。海岸線は南北にまっすぐである。
ノースクラナガン港・セントラルクラナガン港・サウスクラナガン港近辺は埋立が行われており、入り組んでいる。
埋立地を除く市内の最低海抜は2mとなっており、海抜ゼロメートル地帯はない。
浸水対策のため、埋立地であっても最低海抜は1.5m以上となっている。埋立地は地盤沈下しない様に、締め固められている

 - 市領域 -
南北300km×東西1400kmの長方形に似た形状。
大陸部分は市領域の西側の南北300km×東西200kmであり、残りの南北300km×東西1200kmは海となっている。
海域にはいくつかの島々が点在している。市内南西部にはクラナガン自然保護区が存在する。
自然保護区は70kmの正方形状の形をしている。
長方形のクラナガン市と重なっているのは南西部の東西10km×南北10kmのみ
クラナガン市南西部にクラナガン自然保護区を加えると、長方形の左下に別の正方形が重なっているかのような構図。

 - 気候 -
春・秋は肌寒い日から暑い日まで幅広い気候である。夏は高温・温潤、冬は寒く雪が降り、時には吹雪く日もある。
[ 6月~8月の最高平均気温:26℃~32℃ / 最低平均気温: 17℃~21℃ ]
[ 12月~2月の最高平均気温: 3℃~ 6℃ / 最低平均気温:-3℃~ 0℃ ]

 - 特殊な行政機関 -
クラナガン市の正式名称はクラナガン州クラナガン市
ミッドチルダ連邦の首都。
ミッドチルダ大統領府・連邦議会・連邦行政機関が数多く設置されている。
連邦政治の中枢のため、州政府と名乗ることが問題があるとして市という名称を採用。


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 - クラナガン市の区画 -
市内は網の目のように区画整理が行われている。
200m×100mを1ブロックとしている。通常1番街分は1丁目~8丁目となっている。
通常は9番街まで設置されている。1つの地区は東西1.2km×南北1.2km


 - 周辺の州 -
北:[ マリネット州が設置されている ]
東:[ スタントン州が設置されている ]
南:[ ラクロス州が設置されている ]
西:[ フローレンス州が設置されている ]


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- 各区の情報 -
クラナガン市には5つの区が設置され、区ごとに都市圏が形成されている。
そのため、1つの市というより5つの街の集合体といった感じを受ける。

 - 中央区 - [ 人口:5,000万人 / 人口密度:10,000人/km2 / 区域:南北100km×東西50km( 長方形状 ) ]
高層ビルが数多くあり、ミッドチルダ連邦政府機関の行政施設が設置されている。
連邦政治・経済の中心地である。高層オフィスビル・高層マンションの建設が増加している

 - 北区 - [ 人口:5,000万人 / 人口密度:4000人/km2 / 区域:中央区境界東西50km・南北100km・北端境界東西200km ]
北区中心部には中央区のよりは規模は小さいが高層ビル群がある
区内には未開発地区が数多くあり、今後大規模な開発が予想されている。北側の郊外には一戸建て住宅地が広がっている

 - 東区 - [ 人口:3000万人 / 人口密度:2000人/km2 / 区域:中央区境界南北100km・東西75km・沿岸線南北300km ]
海に面している沿岸部には石油コンビナートが設置されている。
市内でもっとも住宅開発が行われている地区で、アパート・マンションの建設工事が進んでいる。

 - 南区 - [ 人口:5,000万人 / 人口密度:4000人/km2 / 区域:中央区境界東西50km・南北100km・南端境界東西200km ]
貧困街地区が南区の北部に存在している。南側の郊外には一戸建て住宅地が広がっている。
南区と中央区の境界付近にはクラナガン市政府関連庁舎やクラナガン捜査局関連庁舎が設置され、市行政の中心となっている。

 - 西区 - [ 人口:3000万人 / 人口密度:2000人/km2 / 区域:中央区境界南北100km・東西75km・西端境界南北300km ]
中心部にはミーミルグループの本社などが数多くある。基本的には住宅地区が多く、ベットタウンの様になっている。
区内には未開発地区が数多くあり、今後数年で住民の数が大幅に増加すると予想されている。

 - 沖合の島々 -
沖合の島々は東区扱いではなく、島1つが区扱いになっている。~区という名称はなく、島の名前が行政区分名となっている


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- 人口 -
76年1月時点で人口は2億1000万人となっている。今後、さらなる人口増加が予想されている。

 - 少子化対策 - [ 75年度クラナガン市出生率:2.5( 76年度推定値:2.8 ) ]
市長が強く推進している育児手当などの社会保障政策の影響で、ミッドチルダ連邦でも屈指の子育てしやすい都市。



- 経済 -
数多くのグローバル企業本社・次元世界最大規模のクラナガン証券取引場・クラナガン商品先物取引場が設置されている。
市内に大規模工場がいくつもあり、好景気から雇用者が増加、失業者は減少傾向にある。

 - 雇用情勢 -
クラナガン捜査局設立後、治安改善により新たな産業誘致で失業率はミッドチルダでもトップクラスの低さ
大規模コンビナートが3ヶ所設置され、数多くの労働者が働いている。1人辺りの求人率は『2.2』となっている。
この数字が周辺の州からも労働者を魅了し、流入の結果、人口増加に拍車をかけている。

 - 住宅情勢 -
クラナガン市内都市部にはマンション・アパートが多い。郊外に行けば一戸建て住宅が数多く存在する
人口流入による住宅建設増加が住宅バブルを産むのではと懸念されている。
市政府は住宅建設着工許可をバブルを生まないように、一定の制限をかけている。

 - 商業情勢 -
商店などの売上は増えていて、市税として入る消費税は年々増加している。
消費増加を受けて、商店は増加傾向にある。その他に、支社・拠点オフィスを設ける企業が増加している

 - 工業情勢 -
大規模工業施設は沿岸部に集中し、大規模石油コンビナートが3ヶ所存在する。
市内にも小規模や中規模工場があり、工業製品生産量は高い。
さらに大規模油田・ガス田・鉱脈があり、鉱業生産量も高い

 - 漁業情勢 -
沖合では、南から来る暖流と北から来る寒流が衝突し東へと流れていく。
潮目のため良い漁場で漁業は活発に行われている。好景気に支えられて、良好な経済状況にある
一方で決められた漁獲高を超えた量をとったり、禁止海域で密漁をするなど違反が増加している

 - 農業情勢 -
市内農業生産量の大部分は沖合の島々で生産されている。
沖合の島々で数多くの資源発見され始めたことから、生産量は減少傾向にある。



- 環境 -
数多くの公園などが設置して、自然と触れ合える場所を数多く設置している。

 - ゴミ - [ 一般ゴミ年間排出量:9000万トン ]
大都市だけに排出量は膨大である。膨大なゴミを適切に処理するために、厳しい分別制度を実施している。
一部の市民は分別を行っていない人々も存在しているが、そういった行為には罰金が設けられている。
そのため分別は全体の95%で適切に行われている。リサイクル可能なものはすべてリサイクルされる。
ゴミ処理施設の多くは沿岸部の埋立地に位置しているため、途中で鉄道に積み替え、専用貨物列車で輸送されることが多い

 - 水資源 -
クラナガン市内にはクラナガン川とノースクラナガン川の2つの川が流れている。
2つの河川はクラナガン市内の重要な水源であり、川沿いには大規模浄水場が設置されている。
沿岸部のノースクラナガンコンビナート・ミーミルコンビナートには海水淡水化施設があり、工業用水として使用。
クラナガン市内の全域で上下水道は完備されている。浄水施設・下水処理施設は高性能設備を持ち、水質汚濁はない。

 - 公園施設 -
セントラルパーク・ノースセントラルパーク・イーストセントラルパークといった大規模公園が5ヶ所設置されている。
小規模な公園はいくつも設置され、子供たちが遊べる遊具などが設置されている。



- 治安 -
クラナガン市全域をクラナガン捜査局が担当している。
治安は時空管理局地上本部が担当していたころに比べると格段に改善。殺人などの重犯罪は半分以下になっている。
ただ住民は増加し、その影響で犯罪数は横ばいを示しているが人口数に比べては抑制されている。

- 教育 -
公立小学校・中学校・高校は一定の区域ごとに設置され、小中一貫教育校も一部で設置されている。
大学は市が運営しているクラナガン大学・ミッドチルダ大学クラナガン校等があり、数多くの学生が勉学している。

- 医療 -
クラナガンセントラル病院・ミーミル記念医療センターなど、数多くの医療施設がある。
また市内には数多くの診療所があり、医師や『ナース・プラクティショナー』が医療活動を行なっている。
一般常識として初診は診療所から受診するという意識が人々にあるため、大規模医療施設の負担率は低い
国民医療介護保険制度により健康率はきわめて高く、予防接種が数多く行われているため病気予防率も高い。



- スポーツ -
 - バスケットボール -
市内にはプロバスケットチームが4チーム存在し、多くのファンを獲得している

 - サッカー -
市内にはプロサッカーチームが4チーム存在し、多くのファンを獲得している

 - 野球 -
市内にはプロ野球チームが4チーム存在し、多くのファンを獲得している



- 交通 -
 - 道路網 -
クラナガン市内は網の目のように街の道路が構成されている。
主要道路は片側3車線となっている。また市内の各所を結ぶクラナガンハイウェイが整備されている。
クラナガンハイウェイは無料であり、片側4車線以上の道路となっている。

 - 鉄道網 -
市内だけを営業範囲とする民間鉄道会社が現在6社あり、それぞれ数多くの路線を運営している。
その他に、ウエストミッドチルダ大陸全土をカバーするミーミルレールウェイ社等が運営する路線も市内を通っている。
市交通局が運営している地下鉄路線は多くなく、民間鉄道が主流となっている
これらの路線網によって市内の大量輸送システムが構築され、うまく機能している。

 - バス -
バスは民間企業やクラナガン市交通局が運営している公営バス等、さまざま存在する。
こちらも重要な交通機関であり需要は多い。市民の増大に伴い需要が拡大し、輸送可能量の限界に近づき始めている。
各企業は路線網の拡大や輸送能力拡大のためにバス台数の増車を行っている。

 - 空港 -
市の沿岸部に大規模空港が3つ設置され、西区にウエストクラナガン空港の計4つ設けられている
ウエストクラナガン空港の周囲は街である為、利用時間は午前7時~午後8時までの離着陸となっている。
沿岸部に位置している3つの空港は24時間運行されている。

 - 港湾 -
クラナガン市にははノースクラナガン港・クラナガン港・サウスクラナガン港の3つが設置されている。
ノースクラナガン港とクラナガン港は大規模コンテナターミナルが設置されている工業港である
年間コンテナ取扱量は2港合わせて40フィートコンテナ換算で3000万個に相当する。


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- クラナガン市内のライフライン -
 - 幹線共同溝 -
クラナガン市内全域には電気・ガス・上下水道・雨水排水管・通信などのライフラインはすべて共同溝に設置されている。
幹線用であり、一般家庭・ビル等への供給は歩道の下にある供給管共同溝内の支線を経由して、それぞれが供給される
これにより、整備・管理がやりやすい環境となっている。主に道路の下に設置されている

 - 供給管共同溝 -
ライフラインの支線ラインを歩道に下にまとめて収容している供給管共同溝。
幹線共同溝とは一定の距離ごとに連絡共同溝でつながれている。



 - 電力 -
基本的に市内全域は共同溝が設置されており、電力線はそこに設置されている。
主要幹線にはバイパスラインが設置されている。市内電力供給は『ミーミルパワー』が供給している。

 - ガス -
一般家庭ではガスは使われていない。ビル等では天然ガスを使用したコージェネレーションを採用する施設が増加。
ここ数年、年々ガス需要は大幅に伸びている。

 - 水道 -
クラナガン市の上下水道局が、市内全域の上下水道を管理・運営を行なっている。
水道管はすべて共同溝に設置されている。幹線にはバイパス管が設けられている

 - 電話 - [ エリア番号:10000~15000 ]
電話番号構成は5桁のエリア番号、その後は『4桁-4桁』の番号となっている。
クラナガン市内は広大であり住民も多いため、市外局番にあたるエリア番号が5000の存在する
緊急通報回線は3種類あり[ 中央パトロール本部:911 / 港湾パトロール本部:511 / 消防救急:119 ]となっている



- 郵便番号 - [ 郵便エリア番号:000-10000 ~ 000-15031]
クラナガン市内は広大であり住民も多いため、郵便エリア番号が多大に割り振られている


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- クラナガン市司法制度 -
クラナガン市の司法制度は三審制を採用している。『最高裁判所』『控訴裁判所』『地方裁判所』
裁判所は通常の刑事事件を扱い裁判所の他に、特定の事案を専門的に扱う裁判所も存在している

 - 陪審員制導入について -
クラナガン市では裁判で陪審員制度の導入が検討されていた。
しかし市民の司法参加にはクリアしなければならない問題があるとして見送られた



 - クラナガン最高裁判所 -
所在地:[ 南区北部区域ビューロー地区 ]

 - クラナガン控訴裁判所 -
所在地:[     北区トライアル地区 / 東区イーストセントラル地区 / 南区北部区域ビューロー地区 ]
    [ 西区ウエストセントラル地区 /    中央区セントラル地区 ]

 - クラナガン地方裁判所 -
所在地:[     北区トライアル地区 / 東区イーストセントラル地区 / 南区北部区域ビューロー地区 ]
    [ 西区ウエストセントラル地区 /    中央区セントラル地区 ]



 - 特定の事案を取り扱う裁判所 -
  - 交通裁判所 -
交通事故・交通違反などの裁判を行う裁判所

  - 家庭裁判所 -
家庭内関係の訴訟事案を担当する裁判所 ( 離婚調停・子供の親権問題など )

  - 租税裁判所 -
市税関係の訴訟事案を担当する裁判所 ( 脱税・税金関係の訴訟 )
租税裁判所に必ず訴えなければならないというわけではなく、通常の地方裁判所への訴えも可能
ただし、裁判費用などは租税裁判所のほうが安い

  - 小額請求裁判所 -
50万ミッド以下の金銭の支払いを求める裁判を担当する裁判所。判決が出るのに2日~5日と、早期に判断される。
訴訟費用も通常のものに比べて大幅に安くて済む。


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- クラナガン市都市問題 -
 - 渋滞 -
クラナガン市内は鉄道網が非常に発達しているが、車の保有台数も多い。
そのため渋滞発生件数も多い。もっとも都市機能が麻痺するほどというほどではない。
市政府は改善のために主要道路との交差点で地下道や高架道路の設置している

 - 交通事故 -
年に100万件近くになっている。この統計には小さな事故から大きな事故まで多種多様に含まれるが。



 - 住宅問題 -
周辺の州やミッドチルダ各地からの人々の流入で、人口が増加傾向にある。
その結果、クラナガン市内の住宅需要は上昇し続けている。市内にはマンション・アパートの建設が急増。
市政府は住宅バブルの発生を阻止するために、住宅工事着工を厳しく審査して、一定の制限を設けている。
現在のところ、住宅不足は発生していない。規制の影響で住宅需要が落ち着き始めたが、市政府は厳しい目で情勢を見ている。

 - 貧困問題 -
クラナガン市南区の北部のハーディー地区は貧困街として有名であった。
この場所には数多くの人々が住んでいるが、実際に何人が居住しているか正確に把握されていない。
その理由として出入りが激しく、その日にいて翌日には居なくなるケースが多いためである

 - カジノ問題 -
ミッドチルダ連邦ではカジノが認められているのは150州のみ。クラナガン周辺の州はカジノを認めていない。
クラナガン市のカジノは人々にとっては憩いの場となっている。その一方でカジノを原因とする借金が問題となっている



 - 市内に残されている不発弾 -
市内の地下には、旧暦時代の不発弾が未だに数多く存在する。不発弾を市民が認識していないため、事故が度々発生
近年、郊外の開発が増加しそれに付随して不発弾発見量も増加している。昨年は、大小合計400の不発弾が発見されている。
市では掘削工事の前にレーダーなどによる地下調査を義務付けている。


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- クランガン市の用語 -
 - クラナガン埋立計画 -
セントラルクラナガン港・ノースクラナガン港・サウスクラナガン港の3ヶ所で数多くの埋立地を設置する計画。

 - メトロカード -
市内で運営されているバス・鉄道・地下鉄・フェリー会社が連携して運用しているICカード。
定期券と利用前入金による利用が可能となっている。

 - 州間高速道路( インターステート・ハイウェイ ) -
ミッドチルダ国内の主要都市などを結んでいる高速道路。ほぼ全線が無料であり、1日の利用台数はかなりのものになる。
高速道路の最高速度は州によって異なるが、時速120kmと定めている州が多い。
市内では州間高速道路は設置されていない。市境で州間高速道路はクラナガンハイウェイの路線と直結されている

 - クラナガン市の車両のナンバープレート -
ミッドチルダでは第97管理外世界のアメリカ合衆国のように州によってナンバープレートの図柄が異なる
形状はすべて、統一され縦152.4mm×横304.8mmとなっている。設置場所は車の前と後の2ヶ所に装着。
プレート上部中央:[ Clanagan city ](中央区所属:Central / 北区所属:North / 東区所属:East / 南区所属:South / 西区所属:West )
ナンバープレート 中央部:[ アルファベット3文字-数字4文字 ]
ナンバープレート  左端:[ パトロールカー:パトカーのイラスト / 消防車両:消防車のイラスト ]


 - クラナガン大地震 -
新暦30年1月20日に発生した大地震。クラナガン自然保護区を震源とするマグニチュード8.5、最大震度7の地震である。
死者10万人以上、負傷者1000万人以上、行方不明者5万人、損壊住宅・ビル:46万件以上、被害総額10兆ミッド以上の大災害。
この地震の被害はクラナガン市南区・西区に集中している。耐震強度は大幅に強化され、厳しくチェックが行われている。


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