私は教室の私の椅子に座りながらのんびりとしていた
もう少しで教室にクラスメイトが来ることだろう
「本当に退屈ね」
人生というのは長いものであると感じるか短いと感じるかは人それぞれである
でも私にとって人生とはどちらでもないと考えている
いつ何が起きるかわからないのだから。だからこそ人は努力をしようとする
「この街はネルフの権力が多すぎるから苦労するわね」
平和に暮らそうと思っていてもいつだって邪魔をしてくる
それが『特務機関ネルフ』というものである
妨害工作が来る前に対応できればいいがそれは難しい
下手に対抗措置を用意していると何かと疑われてしまう
そのリスクは避けておくべきである。今は知らないふりをしておくべきことが重要である
仮にこちらにアプローチがあったとしても何とかかわすしかない
簡単にはいかないことはわかっているけど
「そうなれば本当に生きるのは苦労するわね。退屈な時は退屈なのにこの街はお天気のようにころころ変わるから」
そんなことを愚痴りながらも私はのんびりと椅子に座って待っていた
そして次々と同級生になった彼らが登校してきた
誰もが楽しそうな表情を浮かべていた。その表情を見て私はどこかうれしく感じていた
どうしてなのかと聞かれると回答に困ってしまうが
なんとなくうれしく感じてしまったのだ
「本当に楽しくなってきたわね」
私は思わず欠伸をするところであった
まだどこか気分が緩んでいるのかもしれない
特に睡眠不足は感じていないのでのんびりしているという証であるということだろう
今のところは問題は発生していない
もし問題が発生しても私には関係のない話である
すでに『僕』は死んだことになっているのだから
今更過去を掘り返す人間はかなり限定されてくる
ネルフ関係者でそれもかつての『僕』と強力なパイプがあったことぐらいの人間だけだ
どう転んでも『私』が『僕』であったことを示す証拠は存在しない
「それでも探りを入れてくる連中はいるでしょうね。私からしたら迷惑な話だけど」
すでに私には彼らに手を貸すつもりはない
彼らのせいで最悪の悪夢を見ることになったのだから
だから今さら『墓に眠っている物』を掘り返すつもりなら徹底的に撃退してやるつもりでいる
今更あんなものを掘り返したとしても影響などあるはずがない。それに面倒になるだけである。
セカンドインパクトのように禁忌に手を触れるものが現れたら抹殺するしか道は残されていない
「嫌な話ね」
誰もが平和を願っているのに、それで納得しない連中はかなりの数が存在する
組織も多い。国家も平和だけを続けることなどできないのだ
「まぁ、頑張ってもらいましょう」