「カオリには悪いけど、しばらくマンションから出ない方向で調整することになりそうね」

ルミナさんの言葉に私は最悪だと思ってしまった
どこかの誰かの影響で私の成長が妨害される
『僕』としても『私』としても、妨害されることは絶対に嫌である

「どうしてもだめですか?」

「今のあなたはいつ狙われるかわからない状況よ。私としてもカオリが自由に過ごせるようにしたいけど」

現状としてはこれ以上、下手に動けば、『私達の場所』により大きなトラブルになるかもしれないとのことだ
そう言われてしまうと仕方がない。私のことを守るための措置なのだから
ここ強引に事を進めるわけにはいかないし、迷惑をかけたくない。
今の『私』のことを大切に思ってくれる『家族』には。
昔の『家族』がどうなろうが私は知らない
でも彼らの行動によって私の大切な人に傷ついてほしくない
そこがデッドラインだ。もし、もし私の大切な人を傷つけてきたら殺すこともいとわない

「当面は外出できないから、何か欲しいものがあれば私に頼んでもらえる?」

男性では買うのに躊躇するものもあるかもしれないしというと私は思わずドキッとした

「わ、私はユウさんとはまだ何も!「そうなの。まだってことは将来的にはありなのかしら?」

私は思わず答えることなく急いで自分の部屋に戻っていった
その後ユウさんとルミナさんが何か話していたようだけど、私はそれどころではなかった

『カオリちゃん。ルミナさんの言葉は本気にしないでね』

ユウさんは本気で私のことを『愛してくれる』のか。
私のことを考えてどこかで去り際を理解しているのかもしれない
その決定がいつか迎えることはわかっているけど、今はそんなことを予測することはできない
いつ何が起きるかはわからない。たとえ私が『神様みたいな存在』であっても
世界のバランスを何とかすることは必要かもしれない
だからといって『僕』が動くわけにはいかない
ルミナさんやユウさんに迷惑をかけるわけにはいかないのだから
とにかく、『僕』も『私』も勝手に動くとルミナさんとユウさんに迷惑をかけてしまう
今は静かにここで静養する方が良いことは確かである

「本当に退屈」


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ルミナさんと僕とで話を続けていた
問題は今後のこちらの対応方法だ。問題が完全に解決したわけではない。
むしろ悪化していることは事実なのだから

「それでルミナさんはカオリちゃんをどうするつもりかな?」

「しばらくここで軟禁してもらうしかないわ。早急に解決させるから」

ルミナさんは荒事専門の部隊も投入しているとのことだ

「カオリちゃんもきっと気が付くと思うけど」

「わかっているわ。でも私達はカオリの今の生きている道の歩みを止めることなく過ごせる日常を守る」

ルミナさんはそのために私たちがいることは忘れないようにと、
そう言うとこのマンションの隣にあるルミナさんの部屋に戻った