私はユウさんと一緒にお昼ご飯を作ることにした
今日のランチは卵焼きに焼き鮭というメニューである
シンプルではあるけど今日はいろいろとあったのでできるだけ手早くできるメニューのほうが良い
夕食のときはもう少し手の込んだメニューにするのだけど
お昼から急遽予定を変更して、監察局の射撃訓練室を借りてルミナさんやユウさんから本格的な射撃訓練を受ける
ユウさんからはストレス発散には最適だよと冗談なのか本気なのかわからないけど
そのように言われている

「まったく、あの男は危険人物ね」

ルミナさんは本気でユウさんのことを信用していないという感じだった
でも私はその意見には賛同できない。ユウさんは私のために命を差し出すことに近いこともして守ってくれた
だから大切な人である。海岸の町にいる両親と同じように

「ルミナさん。僕はカオリちゃんを食べたりしないよ」

ユウさんの言葉に大切なカオリを傷物にしたら死ぬより恐ろしい目にあわしてあげるからと
誰がどう見てもユウさんへの脅迫である。でもそれだけ私のことを大切にしてくれる
私のことをできる限り自由な空を飛べる鳥のようしてくれることに感謝の言葉しか出ない

「あなたのそのセリフを信用したくても私にはいろいろとあるから」

ルミナさんは本当に私のことを心配している
守るためには手段を択ばないと以前は私に話していた
それが本当であるという事を今になって理解してしまった

「宿舎では僕とカオリちゃんは隣人同士なのだから襲う心配はないと思うけど」

「100%の安全なんて保障されていないのよ」

確かにその通りである。完璧なことなどあるはずがない
どこかで抜け道を見つけて獲物をしとめようとするのが弱肉強食の社会である
それはこの海岸の町でもこの街でも同じ事である
世界とは弱肉強食の世界なのだから

「それにしても2人が一緒にキッチンで料理をしていると付き合っている彼氏彼女みたいね」

「私はもう慣れましたけど」

「僕はルミナさんがいつ攻撃してくるか心配になるけどね」

「あら、よくわかっているじゃない。言っておくけど私は今もあなたのことを信用していないわ」

ルミナさんはもし傷つけたらいつでもあの世で後悔させてあげるからと忠告していた
そのセリフに嘘はないみたいでルミナさんはホルスターから銃を抜いて少し見せていた

「何度も言うけど、カオリちゃんを傷つけたら僕はカオリちゃんのお母さんやお父さんたちから恨まれるからね」

その辺はしっかりとわかっているつもりだよと回答した
お父さんもお母さんも本当に心配性なんだからと私は少し苦笑いをしそうになった
そんなことをしゃべっている間に昼食は完成した